2013/09/06

自分の「好き」を手放さない


マークス&ウェブの石鹸を気に入って使っていて
ジャスミンの石鹸がそろそろ薄くなって来たから新しいの(ヘチマ&オレンジ)買って
ソープディッシュにふたつ並べたら…


な、なんかすごい見覚えある感じになったんだが!ほれほれ!
こういうクレジットカードのマークあったやんな?(* ・ω・三・ω・*)なっ!!
…と興奮気味にツイッターに流したら皆石鹸には興味を持ってくれたんやけど
某クレカのロゴの件におきましてはことごとくスルーされて_(:3 」∠ )_ 
おかしいなあと調べたら某クレカのロゴはふたつとも丸かったんやね…!
すごいね立体クレジットカードだね!ってちやほやされると思ったのにぃ

お気に入りのジャスミンはお顔専用にしてオレンジはボディ用に。
オレンジは本当においしそうな香りで、これでお顔を洗うと食べたくなる衝動に駆られる(*´・ω・`)ゞ
泡がお口に入っても苦くないから(うっかりなんですよ)あかん私これ食べれてまうと思いました。

*****

MRKS&WEB(http://www.marksandweb.com/)
無添加石鹸の松山油脂さん(http://www.matsuyama.co.jp/)のブランドラインで
「リーフ&ボタニクス」とか「M-mark series」とかシリーズ展開がいっぱいあるのだけど
マーケティングとか、それぞれのブランドコンセプトに合わせたものづくりとかすごいなぁと思ってしまう。
一貫した姿勢の中で「足し算」「引き算」がそれぞれのシリーズごとに絶妙なさじ加減で展開してるなあと…
興味を持ったので経営者さんを調べてみたらインタビュー記事を見つけたんだけど
ものづくりの姿勢にとてもしみじみと読んでしまった~
ってなんだかすごいステマっぽい(?)けどそういう事とちゃいます~(*´・ω・`)ゞ



“100人しかいないところで、100人全員にものを売ろうとしたら大変でしょうね。
でも弊社は2、3人でいいので、ある意味、恵まれているといえます。
自分をお客様に投影し、自分がユーザーだったらという基本に立ち返って物作りができるからです。
大企業は100人のうち50人、60人を意識して、最大公約数的な物作りをしなければならないので
想像力をもの凄く広げる必要があります。これは大変なことですし、
自分をなくしてしまう可能性が高いでしょうね。”


“これは儲かってもやらないんだ、ということが明確になれば、企業としては強みになります”



特に読んだ時にじーんときた一文の抜粋です。
自分の作ったものが1人でもたくさんの方に受け入れて貰えたら
そりゃあこんなにうれしいことは他にないけれど
最初からそれを意識してしまうと「最大公約数的な物作り」になってしまう。
お仕事でものづくりをしていると、どうしても目(手)にして下さる方を意識してしまうものです。
内向的な性格なのに、周りの反応に無関心になれないところがあって
ただただ好きで作ったものは、誰にも受け入れられないんじゃないか
受け入れられないものは価値が無いんじゃないかと思うこともあった。

自分の「好き」「良い」を手放さないこと。
それが、必要として下さった方の安心にもなるんだ。

私のような、ちいさな、ちいさな個人の絵描きだからこそ出来ることで
一番のだいじなこと、これが強みなんだよと、教えてもらった気持ち。


最近、良い作り手さんを知ったりお会いしたりしてお話を聞く機会があるんだけど
やっぱり、良いものは、なんとなくぼんやりとは生まれてこないんだなあ
人に会ってはじめて解かるのです作り手さんからにじみ出てるんです。
真剣に真摯にやっていると、その想いが生き方にも染みつく事。

私はこれまで、なんとなくという直感や偶然に頼っていて縁に恵まれて
一緒に作りませんかと誘って下さる方のおかげで描くことを続けている感じで
せっかく重ねて貰ったものを引き伸ばしたり磨いたりが全然足りていないなあ。と反省。
尊敬できる方とご一緒にお仕事させてもらえるとがんばれる事を知ってしまって
その力を借りてネジ巻いてもらえないと動こうとしないブリキのロボットに手作りのハートを。
堅くなるんじゃなくって、やわらかく。心を大切に気を楽にやってみよう。

ちいさな絵描きだからこそ自由に自分の「好き」を提案できるんだから!
そうする内にコトリエの「好き」をもっと教えて見せてよ!と言って
一緒にネジを巻いて下さる、そんな方がいるかもしれない。